東京の電車賃

関西住みの私が以前東京に遊びに行った際、東京駅で新幹線を降りてからホテルに荷物を預けるために、ICOCA(関西でメジャーな交通系ICカード)を使って電車で池袋に向かいました。
その事態に遭遇したのは、帰りの分のお金チャージしとかなくちゃいけないな、と券売機にてICOCAの残高確認をしているときでした。

『残高:27 ”1” 円』

______1の位に0以外の数字が入っていたのです。

交通系ICカードを使ってお買い物などをする人はよくあることかもしれませんが、電車に乗車する・自動販売機で飲み物を買う以外では使わない私にとって、ここの数字が0以外の数字になることなど未だかつてなかったのです。

 

ということで、関西に住んでいる人間が東京に来てびっくりすることの1つがこの電車賃です。もっと正確に言うと「きっぷとICカードでは運賃が違うことにびっくりする」です。

関西は基本的にきっぷだろうがICカードだろうが金額が変わることはありません。

なぜ東京は違うのかというと、消費税が5%から8%に引き上げられたタイミングで消費税増税による運賃の改定があり、場所によっては端数がでるようになりました。それにともなって東京メトロでは2014年の4月からICカードの運賃が1円単位に設定されましたが、券売機では1円・5円効果の取り扱いが難しいとのことで、きっぷは10円単位で発売しているそうです。
それもあってか、関東で良く使われる交通系ICカードの「Suica」の最低チャージ額は10円単位でチャージが出来るのだとか。

ちなみに私が乗った東京ー池袋はICカードで通ると199円、きっぷで通ると200円になります。
1円でも安いのはもちろんうれしいのですが、キリのいい数字じゃないのがなんだかもやもやします…。

関西に帰ればこの1円は本当に使いどころがないので、改札をくぐって残高を見るたびに、キリ悪ぃな…。と少し複雑な気持ちになります。でもこの間たまたま残高が1111円になったことがあって、この4桁は端数の1円がないと見ることが出来ないものなのでちょっと興奮しました。